今、医療の現場でジェルネイルやマニキュアをしているためにパルスオキシメーターで正しく血中酸素濃度がはかれないという問題が起こっています。
私にも経験があるのですが、手術前は必ずネイルを落とすように注意事項で書かれているんですよね。これはそのためです。
ただ手術となれば事前に落としたりなどの準備が出来ますが、いきなり病状が悪くなってしまった場合は落とす余裕がない事もありえますよね。
ネイルしてても測定できる代用品などはあるのでしょうか?
また、透明のネイルでも測定できないものなのかも気になりますよね。
パルスオキシメーター ネイルで血中酸素濃度が正しくはかれないのはなぜ?
パルスオキシメーターが、ネイルをしていると正しく測定できなくなるのはなぜなのでしょう?
これはネイルやマニキュアが透過光を吸収するため、生体を透過する発光成分が変化することで計算値が狂うために、血中酸素濃度が低く測定されてしまう事があるのです。
『透明なマニキュアだったら大丈夫なの?』
と、思う方もいらっしゃるかもしれませんが、これは透明なジェルネイルやマニキュアでも関係なく数値が狂います。
ネイルを付けていると正しく測定ができないのです。
パルスオキシメーター ネイルしてても測定できるものはある?
医療の現場ではこのようなときに代わりに足の指で測定する事がありますが、足にもペディキュアをしていた場合は困ってしまいますね…。
どうしてもネイルをしたいけど、血中酸素濃度を測れないのも怖い…という方には『パルスオキシメーター付きのスマートウォッチ』というのも存在します。
パルスオキシメーターのセンサーは、光を照射して皮膚を通過させ、反対側から出てくる波長を測定しますが、スマートウォッチ搭載の物は、センサーに跳ね返ってきた光を測定して計測します。
お手頃価格の物から…
アップルウォッチもシリーズ6からは手首から血中酸素濃度が測定できる仕様になっています。
ただ、精度に関してはやはり指先に付けて使う物の方が高く、Appleなども『医療の現場で使用する目的で作られたものではない。』と注意を促しています。
ですので、万が一の時の為にも手か足のどちらかはパルスオキシメーターで血中酸素濃度が測定できるように、ネイルは控えておくのが一番安心ですね。
自宅用のパルスオキシメーターもかなり売れていて、品切れになっている商品も出てきています。
一家に一台あると安心できますよね。
こちらは神奈川県の健康医療局が使用している物です。
もう少しお手頃価格でレビュー評価が高い物はこちら。安心の日本製です。
菅首相は患者の入院を制限し、中等症以下は自宅療養を基本とするという方針を発表しましたので、自分の身は自分で守っていく事が今後は必要になってくるかもしれません。